ポエムフラワー(3)
若葉 光の中を鯉のぼりが翔んでいる その下を柿の葉が泳いでいる 日は廻り 命はしたたり止まらない 大切な命の芽は美しすぎる か な し い れんげの花を摘んで その香りの中を ただ もくもくと歩けば 命りも大切なものが見えてくる 涙が迷い出てくる か な し い
若葉
光の中を鯉のぼりが翔んでいる その下を柿の葉が泳いでいる 日は廻り 命はしたたり止まらない 大切な命の芽は美しすぎる か な し い れんげの花を摘んで その香りの中を ただ もくもくと歩けば 命りも大切なものが見えてくる 涙が迷い出てくる か な し い
つらら 凍ることは 生きること 優しさが石になること 悲しみも 苦しみも 氷柱 明日の朝こそ ダイヤのように輝く 人生とは 人を探す旅 流氷の上を 雪雲の下を 樹氷の中を 愛 ひとつに歩く 喜びの虹をかけに 歩いて 知って 歩く 椿 涙を微笑みに 悲しみを喜びに 淋しさを楽しさに すべてを踊りに変えて下さい なごり雪の朝 風に耐えて咲いた花 私に続く道 遠く近く紅が光っている 小さな宇宙です 心地良い所に生かされて 心地良く結び合い 程好く補い支えあって 大きな命をはぐくみあっている 今日 時報が鳴る 雨が降る 時報が鳴る 心に傘をさす 嵐と雷の間に 希望と失望の間に 夢が消えました 花が咲きました うめき声が残した心が 静かに治まって 生きるたわむれや不安に 無念などないのです 明日 明かりを消すと 暗闇の中にどっしりと迫る 安らかな寝息 自然の苔むした寝息 沈黙に秘められた 戦士は 夢へ 夢へと 力を込める 心は空高く 高く立つ 埋めていた森に芽が吹き 緑の吹雪の中で 悲しみが喜びと並ぶ 今を覚えておこう by 妹尾一子 第十詩集 「夜汽車」 ページの頭に戻る 表紙に戻る
つらら
凍ることは 生きること 優しさが石になること 悲しみも 苦しみも 氷柱 明日の朝こそ ダイヤのように輝く 人生とは 人を探す旅 流氷の上を 雪雲の下を 樹氷の中を 愛 ひとつに歩く 喜びの虹をかけに 歩いて 知って 歩く
椿 涙を微笑みに 悲しみを喜びに 淋しさを楽しさに すべてを踊りに変えて下さい なごり雪の朝 風に耐えて咲いた花 私に続く道 遠く近く紅が光っている 小さな宇宙です 心地良い所に生かされて 心地良く結び合い 程好く補い支えあって 大きな命をはぐくみあっている
椿
涙を微笑みに 悲しみを喜びに 淋しさを楽しさに すべてを踊りに変えて下さい なごり雪の朝 風に耐えて咲いた花 私に続く道 遠く近く紅が光っている 小さな宇宙です 心地良い所に生かされて 心地良く結び合い 程好く補い支えあって 大きな命をはぐくみあっている
今日
時報が鳴る 雨が降る 時報が鳴る 心に傘をさす 嵐と雷の間に 希望と失望の間に 夢が消えました 花が咲きました うめき声が残した心が 静かに治まって 生きるたわむれや不安に 無念などないのです
明日 明かりを消すと 暗闇の中にどっしりと迫る 安らかな寝息 自然の苔むした寝息 沈黙に秘められた 戦士は 夢へ 夢へと 力を込める 心は空高く 高く立つ 埋めていた森に芽が吹き 緑の吹雪の中で 悲しみが喜びと並ぶ 今を覚えておこう
明日
明かりを消すと 暗闇の中にどっしりと迫る 安らかな寝息 自然の苔むした寝息 沈黙に秘められた 戦士は 夢へ 夢へと 力を込める 心は空高く 高く立つ 埋めていた森に芽が吹き 緑の吹雪の中で 悲しみが喜びと並ぶ 今を覚えておこう
by 妹尾一子 第十詩集 「夜汽車」
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