ポエムフラワー(5)
阿波踊り
体が喜んでいる 心の中に熱い汗が沈む 秋が挨拶をする 身震いしながら夏に向かって 鼓動がしずくを弾く 全身から汗が落ちる 夜はおどろき疲れて 終わりに向かう夢に拍手をおくる 乱舞のなかには夏は止まり 熱気と群衆を慕い やがて 汗はひき 疲れた足は白くなる
体が喜んでいる 心の中に熱い汗が沈む 秋が挨拶をする 身震いしながら夏に向かって 鼓動がしずくを弾く 全身から汗が落ちる 夜はおどろき疲れて 終わりに向かう夢に拍手をおくる
乱舞のなかには夏は止まり 熱気と群衆を慕い やがて 汗はひき 疲れた足は白くなる
一人旅 ごみまみれの切手よ ひきだしの中の私を 裸の小鳥にしておくれ 夜はひとり 月あかりひろがる いつも同じ昔の絵の内だ 時にはりついているだけだ ほこりをはらい ふるいたたせて
一人旅
ごみまみれの切手よ ひきだしの中の私を 裸の小鳥にしておくれ 夜はひとり 月あかりひろがる いつも同じ昔の絵の内だ 時にはりついているだけだ ほこりをはらい ふるいたたせて
夜汽車 小さな春のなか 野の花が私をそめる まるで大切な人のように 雨の日はかわいそう 宝物みつけたいけど ダイヤの女王さえ探せない クローバー れんげ 菜の花 私も私をみつけられない へたな時が私をつつみ 闇にかくれてねむれないと いつも母の胸にいたい
夜汽車
小さな春のなか 野の花が私をそめる まるで大切な人のように 雨の日はかわいそう 宝物みつけたいけど ダイヤの女王さえ探せない クローバー れんげ 菜の花 私も私をみつけられない へたな時が私をつつみ 闇にかくれてねむれないと いつも母の胸にいたい
by 妹尾一子 第十詩集 「夜汽車」
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