ポエムフラワー(6)
あじさい 今日も雨 昨日も雨 あじさいは炎のように 大空の恵みのなかに よろこびを振りまいています 雨は浮かれて カエルを呼びます さえぎるような傘などいらない 稲妻だってむかえます 明日は雨 昨日も雨 初々しく天にこたえて 花はらんまんと咲き誇る
あじさい
今日も雨 昨日も雨 あじさいは炎のように 大空の恵みのなかに よろこびを振りまいています 雨は浮かれて カエルを呼びます さえぎるような傘などいらない 稲妻だってむかえます 明日は雨 昨日も雨 初々しく天にこたえて 花はらんまんと咲き誇る
風 春がちかいぞ たけど今日も雪 どうしてそんなに降るの 私を透明人間にしないで 白いけむりの中から よろめいてくるお客様 あれは昨日の私
風
春がちかいぞ たけど今日も雪 どうしてそんなに降るの 私を透明人間にしないで 白いけむりの中から よろめいてくるお客様 あれは昨日の私
月 夕日に明かりがともり 風が小鳥に時を知らせ 引出しの中の私は 黒猫と黒バラの 影絵を歩く 美しい山は消え 月のランプの海に ぽつんと ひとつ ゆらぐ あかり
月
夕日に明かりがともり 風が小鳥に時を知らせ 引出しの中の私は 黒猫と黒バラの 影絵を歩く 美しい山は消え 月のランプの海に ぽつんと ひとつ ゆらぐ あかり
むかしから
すこし またまたへっていく ふとるやつらは ぶくぶく花になる 寒いだろう 肉体 金がなきゃ しかたねえ なにかたくさんもってる やつらだけが 生きる権利があるのさ
花の名
忘れな草 思い草 よいまち草 すべて 人の心から出る名 私に つきささる 花の名
愛 愛は 死にいたるまでの 病である されど それは 美しい山である
愛
愛は 死にいたるまでの 病である されど それは 美しい山である
by 妹尾一子 第十詩集 「夜汽車」
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